男女共同参画社会の実現のために、地域課題の解決は大変重要になっています。
行政はNPO法人や地域で活動する様々な団体・グループにおけるリーダーに対して、マインドアップ・スキルアップをするための支援が必要です。また、人材バンク等の活用がうまくいかない、推進員・懇話会・審議会等の人材育成が難しいなど、多くの課題をどう解決するか悩ましいところです。
こうしたリーダーの方々が力をつけ、組織の活性化を促し、行政とのパートナーシップ(共働)を円滑にすることによって、課題解決に向けた取り組みが一層加速度的に展開していきます。
NPO法人、団体・グループにとっても、リーダーがその力をしっかりと発揮し、イキイキとした事業や活動を作り出すことができると、目先の利益よりも”思い”を大切にする地域の組織として何よりもその力を発揮できることにつながります。
事業や活動が活性化すれば、組織に関わる人たちがいつもワクワクしながら活動に参加/参画することが可能になり、次世代育成を含めた豊かな人財育成をすることができます。
各地で行なわれている地域リーダー養成講座の中でも、私たちは大きな実績と全国的な展開をさせていただいています。
それは何故なのか。
答えは単なるスキルアップの場だけではなく、人と組織の中にあるジェンダー問題の視点を絶対にはずさないことと、人の可能性を引き出すファシリテーターとして、リーダーの方たちの根底にある思いや課題を同じ目線で解決しようとしているからです。そして、私たち自身の生き様そのものがジェンダー問題の解決の歩みであり、同時に地域の中で長い間様々な活動をし続けているという個人の思いと実績があるからです。
地域課題や地域のあらゆる組織の中でうまく行かない原因は様々ですが、その根底には従来の経験から作り出された価値や信念の中に、”男らしさ””女らしさ”に縛られたジェンダー問題が必ず横たわっています。
潜在意識にの奥に深く深く潜行し、価値観形成の根底にあるこのジェンダー問題は、通常の取り組みの中では”当たり前だから”と無視されたり、我慢することで気持ちよく前に進めないといった、人の行動に気づかないうちに影を落とします。
そのため、強いリーダーシップのもと、表面的には組織運営がうまくいっていたとしても、このジェンダー問題が個々のメンバーの間で解決されていないと、その後の行動面で合意形成ができなかったり、対人関係にギャップが生じたりします。
個々のジェンダー問題の解決と同時に、双方向型の関係を作り共働で組織運営ができる「ファシリテーション型リーダーシップ」のスキルを身につけることによって、本当のリーダーのエンパワメント/次世代リーダーの育成を図ります。
まずはご依頼いただいた際に、どのような思いと課題があるのかをしっかりとお聞きします。それに基づき、男女共同参画、リーダーシップ、パートナーシップ(共働)、ファシリテーションスキル、組織運営/問題解決などのコンテンツを織り交ぜながら講座の企画を組み立てます。
大切なことは、組織運営のためのスキル(技術)アップだけでなく、前述のジェンダー問題を含め、地域リーダーのマインド(心構え)アップを図るようにすすめていくことです。
一例としてセミナー・研修ガイドブックをご覧ください。
【地域リーダー養成マニュアル ~地域における男女共同参画推進リーダー養成~】
【地域リーダー力 ~女性リーダーの育ち方・育て方~】
北は青森から南は沖縄まで地域リーダーに対してリーダーシップ、組織運営、ファシリテーションなどのスキルアップを含めて多くのセミナー・研修を実施している。
上記「地域リーダー力」の第2弾として、”次世代女性リーダー”育成に焦点を当て“やむなくリーダーになってしまった”人、これから組織でリーダーシップを発揮する人や、人材育成に悩むリーダーへ、LCDAから応援のエールを贈ります。
自分たちの現状を把握できるチェックシートや、書き込み式でスキルアップできるワークシートを盛り込み、組織やグループでワイワイと楽しみながら"使える"内容です。
乞!ご期待♪